私たちは、1880年に神戸で創業して以来、戦後の再始動を経て、船舶荷役業を中心に事業を展開してまいりました。時代とともに領域を広げ、通関業務、陸運業務、そしてケミカルタンカーによる植物油脂などの輸送へと発展を遂げています。
このニッチで専門性の高い輸送分野において、長年にわたり培ってきた経験と技術を強みに、多くのお客様からの信頼を築いてきました。それらは一朝一夕に得られるものではなく、日々の安全・確実・誠実なオペレーションの積み重ねによって支えられています。
これからも神戸に根ざした企業として、挑戦を恐れず、未来につながる価値を創出し続けます。
日本と世界の物流の懸け橋として、お客様の輸出入業務をはじめ、
物流事業の「何か」をより良くするご提案をさせて頂きます。
デジタル化を積極的に取り入れ、お客様と共に業務の効率化を図り「何を、何から、どのように」を追及し、お互いの企業価値の向上を目指す。
「何」から始まる挑戦。
バリュー
若い世代へ歴史を繋げていくために、変化を恐れず新しいビジネスに挑戦する。
お客様のあらゆるご要望に対応し、誠実で安全確実なサービスを提供します。
当社の起源は、1880年（明治13年）、ドイツ人カール・ニッケルが神戸港において、英国領香港在籍法人として「NICKEL & COMPANY」を設立したことにさかのぼります。1946年（昭和21年）には日本法人として再スタートを切り、のちに住友倉庫グループの一員として、今日まで歩みを重ねてまいりました。
その後、一般港湾運送事業、通関業務、陸上運送業務、さらには内航ケミカルタンカーによる植物油脂等の輸送業務へと事業の幅を広げ、物流分野において着実に貢献してきました。
長年にわたり培ってきた現場力と信頼を礎に、お客様のニーズを先読み。業務提案やご要望に対して柔軟かつ誠実に応えることで、確かな信頼関係を築いてきました。
変化の激しい現代社会においては、これまでの歴史に甘んじることなく、ITやDXを積極的に取り入れ、お客様とともに業務の効率化と企業価値の向上を目指す姿勢が、より一層求められるでしょう。
私たちは、既存の枠にとらわれることなく、常に「何か」を求めて新たなビジネスにも果敢に挑戦していきます。そして、若い世代が誇りをもって歴史を引き継げる企業であり続けるため、地域社会に貢献できる人材の育成にも注力し、地域の活性化と社業のさらなる発展を目指してまいります。
代表取締役社長 大六 剛
| 会社名 | ニッケル．エンド．ライオンス株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 1946年7月 |
| 資本金 | 4,000万円 |
| 本社所在地 | 〒650-0042 兵庫県神戸市中央区波止場町6番6号 |
| 本社TEL | 078-341-7781（受付時間： 平日9:00〜17:00） |
| 本社FAX番号 | 078-341-7791 |
| 従業員数 | 103名（正社員74名、作業員29名、嘱託・派遣含む） |
| 事業内容 | 港湾運送事業、船舶代理店業、損害保険代理業、通関業、貨物利用運送事業、海上運送事業、労働者派遣事業、倉庫業 |
| 営業所・支店 |
【住吉営業所】 【ポートアイランド営業所】 【コンテナ輸送部】 【東京支店】 【大阪支店】 |
| 内航船（ケミカルタンカー） | 第8ニッケル丸（498トン） ニッケルまや（498トン） |
| 資格・認定 | 一般港湾運送事業、港湾荷役事業、港湾運送関連事業、内航運送事業、第一種貨物利用運送事業（内航船、トラック等）、倉庫業、港湾労働者派遣事業、特定労働者派遣事業、通関業、認定通関業者（AEO） |
| 主要取引先 | 商社・化学品メーカー・食品メーカー・製薬企業・国際複合輸送業者 主要取引先の一例です。 |
| 代表取締役社長 | 大六 剛 |
|---|---|
| 取締役常務執行役員 | 渡部 篤 |
| 取締役執行役員 | 増本 光治 |
1867年（慶応3年）に神戸港が開港。発展著しい港を目指し、多くの外国人が集まる中に、ドイツ人船長カール・ニッケルの姿がありました。本店を香港に置き、1880年（明治13年）、「NICKEL & COMPANY（ニッケル商会）」を設立。輸出入貨物の荷役・通関業務、船舶代理店業を開始しました。1913年（大正2年）には、事業拡張のためライオンス社と合併し「NICKEL & LYONS LTD.（ニッケル・エンド・ライオンス商会）」へ改称。当時、神戸港に入港する英米船の過半数の荷役業務を担いました。
1939年（昭和14年）、第二次世界大戦の勃発により、外資系企業という理由で事業は閉鎖に追い込まれます。
終戦翌年の1946年（昭和21年）、日本を愛し、関東大震災の復興にも尽力したイギリス人貿易商F.M.ジョネスが戦前の事業を引き継ぎ、「ニッケル・エンド・ライオンス株式会社」を設立。神戸港で船舶荷役事業を再開し、現在の当社の基盤を築きました。
戦前と同様、神戸港において船舶代理店業や船舶荷役業務を一貫して担い、お客様からの信頼を再び獲得。日本の復興と高度経済成長を背景に、事業の幅を広げていきます。
1954年（昭和29年）には油脂・化成品類の取扱いを開始し、さらにタンクターミナル運営にも進出。神戸ポートアイランドではライナーバースの運用を開始しました。その後も変化の激しい時代の動向を見据え、現在まで前進を続けています。
| 1880年（明治13年） | ドイツ人カール・ニッケルが「NICKEL & COMPANY（ニッケル商会）」を設立 |
|---|---|
| 1913年（大正2年） | ライオンス社と合併し、「NICKEL & LYONS LTD.（ニッケル.エンド.ライオンス商会）」に改組 |
| 1946年（昭和21年） | 第二次大戦中に閉鎖されていた事業を再開し、現会社として再発足。船舶荷役業を再開 |
| 1954年（昭和29年） | 液体油脂および化学品メーカー工場向け回漕業務を開始 |
| 1963年（昭和38年） | 港湾運送事業法 無限定1種をはじめ、2種・3種・4種の免許を取得 |
| 1966年（昭和41年） | 神戸市東灘区に油脂類貯蔵タンクおよび上屋を建設、運用開始 |
| 1970年（昭和45年） | 摩耶営業所を開設 |
| 1976年（昭和51年） | ポートアイランドライナーバースL-7の運用を開始 |
| 1980年（昭和55年） | 創業100年を迎える |
| 1988年（昭和63年） | 摩耶営業所の全業務をポートアイランド・ライナーバースL-11およびL-12に移行、運用開始 |
| 1992年（平成4年） | 内航ケミカルタンカー「第8ニッケル丸」（初代）竣工 |
| 2002年（平成14年） | 内航ケミカルタンカー「第21ニッケル丸」竣工 |
| 2008年（平成20年） | 東京支店にて通関業務を開始 |
| 2009年（平成21年） | 内航ケミカルタンカー「第8ニッケル丸」竣工 |
| 2010年（平成22年） | ポートアイランドライナーバースL-12集中運用に転換 |
| 2017年（平成29年） | AEO制度による「認定通関業者」の認定を取得 |
| 2017年（平成29年） | 神戸市東灘区の油脂類貯蔵タンクを更新・拡充し、運用開始 |
| 2020年（令和2年） | 内航ケミカルタンカー「ニッケルまや」竣工 |
| 2025年（令和7年） | 大阪支店を移転 |